歯に詰めた有毒水銀を安全に除去する方法

投稿日: 3/29/2011

マイク・アダムス(ヘルスレンジャー)

By Mike Adams, the Health Ranger

周期表の中から最も毒性の強い元素を選び抜いて人間の口に入れてみよう。

こんな素晴らしいアイデアを誰が思いつくだろうか?

米国で何十年も歯科医がやってきたことだ。彼らが歯腔に詰めてきた物質は、何を隠そう、水銀に他ならない。もちろん「銀」の詰め物と呼んでいる。だが、実際には銀と水銀の混合物である。

水銀の詰め物は、現代歯科の「暗黒時代」の部品だ。今となっては、多くの歯科医が「もしかして、このかなり有毒な金属は、人体に埋め込むには問題があるのではないか」と気付き始めている。

歯科医を訪れる側の人々も、水銀を撤去する必要に目覚め始めている。噛んだり呼吸したりするたびに、水銀が溶け出し、消化管から吸収されたり、肺に吸引されているからだ。歯に詰めた水銀は少しずつ消えている。一体どこへ消えるのか? もちろん、あなたの身体の中だ。

そういうわけで、水銀の詰め物を除去したがる人々がいる。口から水銀を除去した結果、驚くような健康改善効果を経験した人々もいる。たとえば線維筋痛症と診断された人が、口内の水銀を完全除去して一ヶ月もしない内に完全に症状が消えたケースもある。水銀は、アルツハイマー病、痴呆、その他の神経系疾 患を促進することが知られている。

ところが問題はまだある。水銀の除去法については、我々は依然として現代歯科医学の暗黒時代のままだ。多くの歯科医が口から正しく水銀を除去する方法を知らない。

今回は、水銀を正しく除去する方法を述べる。歯科医の方はメモしてほしい。これが水銀除去の新標準だ。もし患者にこうした医療を提供していないならば、この手法を取り入れるべきだろう。これから人々はこうしたサービスを望むようになるはずだ。

歯医者に行こうと思っている人であれば、まず第一に重要なのは、口から水銀を除去することに前向きな歯医者を探すことである。あなたが水銀を除去す ると言えば、軽蔑したように「ああ、それはナンセンス。水銀は素晴らしい。私も毎日、水銀で噛んでるし、健康だ」と言う歯科医もいる。

だから、水銀の除去に協力的な歯科医を見つけないといけない。一番良いのは、自然療法を志向した歯科医が近くにあれば、そこを訪ねることだ。私は幸 運なことに、米国で最も経験豊かで有名な自然療法の歯科医と一緒に仕事をしている。メディシン・ウィール・デンタルのスティーブン・スウィードラー(Steven Swidler)博士だ。彼がどのように口の中の水銀を除去しているか、説明しよう。

スウィードラー博士に会いに行ったとき、私は既に水銀は除去してあることを話した。前に苦労して説得して水銀を除去してもらった歯科医から、全部除去し終えたと聞いていたからである。ところが、スウィードラー博士に口を見てもらうと、まだ相当の水銀が残っていることが判明した。ビックリだ。普通の歯科医が水銀がないと言ったからといって、水銀がなくなったと安心してはいけない。別の医師にも診断してもらうといいだろう。私は水銀がなくなったとばかり 思って、二年間も口に水銀を入れたまま歩き回っていた。

そういう次第で、スウィードラー博士に「取り除こう」と言われ、次の訪問時に処置してもらった。最初に博士は、3,000mgのビタミンCをくれた。身体の抗酸化機能を高揚し、栄養面で水銀から防御するためだ。私にはクロレラとスーパーフードの知識があったので、予約日の前にクロレラを摂っておい た。クロレラは重金属と結合するから、身体に吸収されるのを防いでくれる。

次に博士は、私の鼻だけだが、酸素を入れた。鼻を使って呼吸し、新鮮な酸素を得ることができるようにしたのである。その意味は? 歯科医が水銀を掘り出し始めると、水銀の蒸気(水銀の粒子が空中に浮遊)が発生するが、それを肺のデリケートな組織に吸入させないためである。それで酸素吸入で保護する必 要がある。

次にスウィードラー博士と助手は、ガスマスクのようなものを装着した。実際には、揮発性の有機化合物と粒子状の物質をろ過するマスクだった。これは作業者を水銀から保護する目的だ。最後に、大量の綿を私の口に詰めた。まるでジーンズを一着つくれそうなぐらい大量に感じた。水銀を掘り出す間、常に吸引と洗浄を行い、水銀が口から排出されるように気を配っていた。全て終わると、口をすすぎ、飲み込まずに吐き出した。念を入れて、余分の水銀を外に出すため である。

帰宅してから、活性炭のカプセルを二、三個服用した。活性炭も重金属を吸収してくれる。こうして私自身の栄養的な戦略、クロレラと活性炭の利用と、歯科医の技術に助けられ、私は可能な限り安全な方法で水銀を除去することができた。水銀を取り出した場所には、全く水銀を含まないレジン(合成樹脂)化合 物を詰めた。

以上が口から水銀を除去する正しい方法である。もしこれと同じ方法を採用していない歯科医ならば、口から水銀を取り出していると思っている最中に、不必要に水銀の蒸気や粒子に晒されていることになる。

ところで、水銀の除去に関心があるならば、さまざまな健康上の理由から、可能な限り早めに除去することを強くお勧めする。もちろん、正しい方法で除去し、水銀の蒸気や粒子に被曝しないように注意しなければならない。不注意に除去するのは危険だ。そのまま放置しておいた方が安全だったということになり かねない。優れた除去法であれば、危険な蒸気に晒されることなく、安全に身体から重金属を取り出すことができる。

補足として、米国では、いまだに人々の口に水銀を入れ続けている歯科医がたくさん存在する。ぞっとするような事実だ。現代歯科医療の暗黒時代は駆逐されなければならない。

それと同時に、同じ多くの歯科医が、いまだに非常に有毒な化学物質(フルオロケイ酸)の飲用を勧めている。この物質は、工場の煙突や産業焼却炉の廃棄物が材料である。このフルオロケイ酸に、「フッ化物」という間違った名前を付け、水道に注入している。口が水銀で一杯の半分狂った歯科医の助言を根拠に してである。フルオロケイ酸のような有毒物質を全国民に投与することを決める権利を持っていると思っているのだから、キチガイに違いない。

いきり立った歯科医が、全国民にフッ化物を施すべきだと主張している会議に行ったことがある。他の場所でどれだけのレベルのフッ化物を摂取しているかおかまいなしに、この問題については個人の選択の余地はないかのように話していた。実のところ、これが現在の米国歯科医師協会の姿勢である。この協会も また、完全に正気を失った「医療」組織である。

百歩譲ってフッ化物が歯に良いとしても、水道に垂らされているものとは同じでない。自然に発生するフッ化物は、工場の煙突内部からこすり落した化学物質とは別物だ。フルオロケイ酸というのはそうして得ているものであり、多くの自治体が水道に注入しているのはそれである。まじめな話、現代の歯科医療はまるで恐怖の館である。最も無知で非科学的なことが行われている。その多くは完全なインチキ療法であり、自然療法の歯科医にでも行かない限り、今日の歯科 医療の患者になるだけで健康被害を受けるだろう。

(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo

原文の紹介・関連情報

原文 How to get mercury fillings removed without exposing yourself to toxic mercury vapor

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