空港の全身ストリップ・ショーでDNAが損傷するかも

投稿日: 3/25/2011


マイク・アダムス(ヘルスレンジャー)

By Mike Adams

空港で全身撮影に使用されるミリ波スキャナーが、生態的にどのような影響を及ぼすかについて調査したところ、我々(NaturalNews)は、機器から放射されるエネルギーが人間のDNAを損傷する可能性があるという結論に達した。

ミリ波装置は、現在世界中の空港で実施されている「デジタル・ストリップショー検査」に使用されている主な技術の二つの内の一つに相当する。

米国運輸保安局(TSA)は、飛行機の乗客の裸体映像を撮影するために二つの技術を利用している。後方撹乱X線技術(backscatter x-ray technology)と、ミリ波技術である。

と、電子プライバシー情報センター(Electronic Privacy Information Center)は伝えている。このセンターは、非営利団体で、現在、電子的なストリップショーを中止するよう米国政府を相手に訴訟を起こしている。 (http://epic.org/privacy/airtravel/b...)

人体のヌード画像を生成するため、これらの機器は、「テラヘルツ(兆単位の周波数)光子」を放射する。衣服や身体細胞を通過できる周波数の高いエネルギー粒子である。

これら機器のメーカーは、完全に安全であると主張し、何ら健康上の危険は提示していない。だが、ニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所の非線形 研究センターのBoian S. Alexandrovとその同僚が行った研究では、テラヘルツ波が「二本鎖構造のDNAを解きほぐし、二本鎖の中に気泡を生じさせる可能性がある。これは、遺伝子発現やDNA 複製などのプロセスを大きく妨害することになりうる」ことが示されている。

素人的に判断するなら、「遺伝子発現」とか「DNA複製」を妨害といった言葉が出たら、基本的に人間の健康に危険そうな話をしていると考えてよい。

人間に使用しても安全だと承認されてない



「ちょっと見ただけでは、損傷を与える可能性があるという疑念を杞憂だとするのは簡単だ」とTechnologyReview.com (http://www.technologyreview.com/blo...)は述べている。そして、「だが、新世代のカメラは、テラヘルツ波を観測するだけでなく、テレヘルツ波で我々を攻撃するかのように設定されている。我々の被曝 が増加する方向にあるならば、緊急に解明しなければならない疑問としては、どの程度の被曝ならば安全かということだ」と述べている。

そして、そのような安全性を示す長期的な試験は、中立的機関によって一つもなされていない。そうしたテラヘルツ波に何度も暴露し、長い年月で累積した場合に、人間にとって安全かどうかを示す臨床試験は無い。これらの機器は明らかに「医療機器」に相当するはずであるが、具体的に言えばFDAもこの機器 を認可してはいない。

(もし、あなたがFDAの認可なしに、自分でX線機器を販売しようとすれば、逮捕される。となると、どうしてTSA納入業者は、FDAによる適切な安全検査や認可なしに、人体撮影装置をうまいこと販売できたのだろうかという疑問が生じる)

TechnologyReviewの記事で引用されている研究は、このリンク先で読むことができる。http://arxiv.org/abs/0910.5294 この研究論文の著者は、「我々は研究結果に基づき、特定のテラヘルツ放射への被曝は、DNAの自然の動きに大きな作用を及ぼし、遺伝子発現やDNA複製に関する複雑な分子レベルのプロセスに影響すると主張する」と結論を出している。

要約すると、ミリ波スキャナーは、あなたのDNAを壊すかもしれない、ということだ。

http://www.tamekiyo.com/documents/healthranger/fullbodyscan.jpg

(ミリ波技術や後方撹乱X線技術を使った全身スキャンに晒されたときにTSAが見ている乗客の姿)

スキャンは、癌や出生異常の原因にもなるか?



このようなスキャン検査は、不妊症、癌、短命化をもたらすだろうか? その答は我々には不明である。だが、TSAも答を知っているわけではない。この技術は、長期的に使用しても安全であることを証明する検査なしに、無謀に展開されているのだ。

「専門家」と称する人が完全に安全な技術だと言ったものが、後になって危険であると判明したという経験を、我々は過去に何回しているだろうか? かつては、足の骨に靴が合うかどうか見るために、靴屋でX線が利用されたこともある。高圧電力線は完全に安全だと説明されている。では、高圧線の近くに住む 子供たちに癌の発生頻度が高いのは何故?

歯医者は、今だに、水銀の詰め物は健康に問題ないと言っている。滅茶苦茶な話だ。携帯電話会社は、携帯電話の放射線には危険は全く無いと主張し続けている。新しい技術の展開にあたり、何度も何度も、人々は権威に騙され続けている。全身スキャナーの安全性が証明されていないというのに、どうして安全だ と信じるべきなのだろうか? さらに、先述の通り、人間のDNAを損傷するかもしれないと信じるに足る理由さえあるのだ。

専門家が間違っていて、十年後に不妊症や癌をひきおこすDNA損傷の積み重ねが発見されたらどうするのだ? この放射線に晒される飛行機の乗客が、未知の病気に苦しむ結果になったらどうするのだ? これだけ大量の人々がこの種の周波数のテラヘルツ攻撃に晒されたことは、人間文明の歴史にはなかったこ とである。

確かに、高い高度で飛行機に乗ること自体が全身スキャナーよりも放射線を浴びることになるとか、全体的に見ると携帯電話の発する放射線の方が遥かに大量である(これは通話中には、その通りである)とか、議論はあるだろう。だが、現時点で、放射線に関して一つだけ押さえておくべき知識は、問題は周波数 にあるということだ。スキャン技術において、これだけ大規模にテラヘルツ周波数が展開されたことはない。誰が安全だと言うことができようか?

妊婦はどうだろう? 全身スキャナーが胎児のDNAを損傷しないとTSAは保証できるのだろうか? この技術が新たなサリドマイドとなり、これから10ヶ月後以降に、テラヘルツ放射線で損傷された突然変異の子供たちが生まれるのを目にすることになったらどうするのだ?

そうなると決め付けているわけではない。しかし、地球規模で展開する前に、この技術の安全性を確認する方が賢明ではなかろうか?

全国放射能防護測定委員会(NCRPM)がこうしたセキュリティ機器について調査した2002年の報告書で次のように認めている。(http://www.fda.gov/ohrms/dockets/AC...)

(我々は)極めて大量の人々が極低量の放射線に被曝したとき、放射線によって致死的な癌が発生する可能性を排除できない。

テラヘルツ放射技術の安全性がしっかりと証明されていない限り、TSAは、「予防原則」に従うのが賢明であろう。こと新しい技術の展開に関しては、用心しすぎるぐらいに用心すべきということだ。不幸なことに、TSAは、人間のDNAに未知の長期的な作用のある未検証の「実験的」技術を人々に押し付け るという、用心し過ぎるのではなく、愚かすぎる行為で過ちをおかそうとしているようだ。

そして、実に意外な話であるが、全身スキャナーでテロリストを阻止することはできない。そもそも粉末状の爆発物を検出できないのだ。本気でテロをする人は、靴、枕、キャリーバッグの側面に縫いこんだビニール袋などに様々な種類の粉末を隠す。全身スキャナーで捕捉できない場所で、テロリストが爆発物を 隠すことができる場所はいくらでもある。いくら精密な画像が得られてもだ。

それに加えて、児童ポルノに悪用されるのを防ぐ(スキャナーは身体の各部を精密に描くことができるからだ)という趣旨で、18歳未満はスキャンを受けずに通り抜けてよいことになる。ということは、テロリストは、17歳の助手を雇って下着の中に爆発物を詰めればよいだけだ。

放射線学の専門家は全身スキャナーは安全だと言っている



放射線学の専門家は、全身スキャナーから放出される放射線は、まったく安全だと主張している。もちろん、彼らはマンモグラム(乳房X線)が安全だと言っているが、最近の科学ではマンモグラムが癌を引き起こすことが証明されている。

こと放射線の安全に関しては、放射線技師を信用することはできない。彼らは、放射線は「あなた」には安全だと言って、X線のスイッチが入ると部屋から逃げていく。このことに気付いてました? 医療の画像装置の長期的な安全に関して、彼らの話の信頼性はゼロだ。同様に、多くの医師も、CTスキャンから どれだけの量の放射線が出ているのか、はっきりと認識していない。

BusinessWeek (http://www.businessweek.com/lifesty...)が伝えている。

より一般的なミリ波スキャナーの健康への影響も殆ど未知であり、少なくとも一人の専門家は、安全性の調査が当然必要だと考えている。『私はミリ波セキュリティ識別システムの使用に関し、全国放射能防護測定委員会が調査を実施することに大変関心を持っている』と委員長のThomas S. Tenfordeは述べている。

The New York Times (http://www.nytimes.com/2010/01/09/h...)も伝えている。

集合的に考えれば、何千何百万人という乗客が被爆することで、スキャナーからの放射線量が、致死的な癌のリスクを徐々に増加させることになると、一部の放射線専門家は考えている。

このニューヨークタイムズの記事によると、TSAは、全国の空港に配備する全身スキャナー900台を調達する契約を結んだそうである。

(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo

原文の紹介・関連情報



原文 Full-body scanners used on air passengers may damage human DNA

NaturalNews.com

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