マイク・アダムス(ヘルスレンジャー、ナチュラルニュース編集者)
By Mike Adams
アメリカに"bald facedlies"(厚顔無恥な嘘)という言葉があるが、大手マスコミが豚インフルエンザについて流しているのがそんな嘘である。最近、自然療法で豚インフルエンザから身を守るという内容の記事が全国の新聞で拒絶されているという話を、私の仕事仲間(全国紙のコラムニスト)から聞くにつけ、大手マスコミが嘘を流していることに私はますます確信を持っている。多くの新聞が記事の掲載を拒否し、その代わり同じスペースに「無料でワクチンが受けられるクリニック」の宣伝 を掲載している。
マスコミは、ワクチン接種の思想にあまりにもどっぷり漬かりすぎているようで、人々を偽情報で撹乱するためなら、何でもする気である。豚インフルエンザ・ワクチンについて嘘を付くこともその一環だ。
豚インフルエンザとそのワクチンについて大手マスコミが語っている嘘の内、主なものを10項目にまとめてみた。
嘘1 ワクチンにアジュバントは使用されていない。
最近、私が米国の大手ニュース・ネットワークのインタビューを受けていたときのことだ。レポーターが素晴らしいコメントをひねり出し、「豚インフルエンザ・ワクチンにアジュバントは使用されていない」と彼は言ったのだ!
そこで私は、アジュバントはワクチンを調理するには不可欠な材料だし、ワクチンの供給量を「引き伸ばす」ために製薬会社が広範に使っているよねと、 念を押した。これは秘密でも何でもない。しかし、レポーターは、アジュバントは全く使用されていない、製薬会社の代表者から直接聞いたと、頑なに主張する。製薬会社の言葉を真に受けているのだ。そういう次第で、この大きなニュースネットワークが伝える豚インフルエンザ・ワクチン情報は全て、アジュバント は存在しないという前提になっている。
嘘2 豚インフルエンザは、季節性のインフルエンザより危険である。
この嘘は、ついにほころび始めている。今回のパンデミック(大流行)が始まった頃は、私自身も地球規模で甚大な被害になるかもしれないと心配したのは事実だ。しかし、ウィルスが及ぼす影響が極めて軽い状況であることを現実に見た後は、これは季節性のインフルエンザと変わらないマイルドなものであるこ とが明らかになった。
しかし、大手マスコミは、H1N1豚インフルエンザを超危険なものとして宣伝し続け、人々の頭に恐怖を刷り込み、毎年冬に発生する鼻風邪ほどの死亡率もないインフルエンザのためにワクチン接種を急ぐようけしかけている。確かに、ウィルスが悪性のものに突然変異する可能性は否定できない。しかし、仮に そうなってしまえば、どのみち今のワクチンは効き目がないのだ。
嘘3 ワクチンで豚インフルエンザから防御できる。
これが最大の嘘であり、マスコミも懸命に押し付けている。ワクチンを打つと豚インフルエンザから守られると、マスコミは主張する。しかし、これは全くの間違いだ。ワクチンが抗体を生成するとしても、それは現実の世界で生きたウィルスに対して免疫があるということと同じではない。ワクチンが変異するこ と(実際に頻繁に変異するのだが)を考えれば、まさにそうである。
最近の記事で指摘したように、平均的なアメリカ人の場合、豚インフルエンザで命を救われる確率よりも、雷に打たれる確率の方が40倍も高い。
リンク Why swine flu vaccines just don't add up: Doing the (fuzzy) math嘘4 ワクチンは安全である。
安全かどうか、どうやってジャーナリストは判断したのだろう? どのワクチンも、現実の世界で、しかるべき期間をかけて、試験されていない。ワクチンの「安全性」は、希望的観測でしかない。
大手マスコミは、ワクチンに何が入っているかを一般の人々に知らせたくない。アフリカの病気の猿で成長したウィルスの断片から製造されたワクチンもある。信じられないというなら、この真実の話を読んで頂きたい。
リンク Diseased African Monkeys Used to Make Swine Flu Vaccines; Private Military Contractor Holds Key Patents嘘5 ワクチンは強制ではない。
この嘘もよく聞かされる。豚インフルエンザ・ワクチンの接種は、本人の希望によるものだと言われる。しかし、ワクチンが強制される職場で働いていれ ば、これは嘘だ。現在、何百万人というアメリカ人が、ワクチンを打たなければ事実上の解雇だと雇用主に告げられている。特に、医療関係従事者、デイケア (介護)従事者、教員はそうである。
嘘6 ワクチンは打っておいた方が健康のために良い。
現実には、ワクチン接種は、何らかの救いとなるより、有害となる可能性の方が遥かに高い。あるウィルスの専門家によると、豚インフルエンザ・ウィルスの実際の死亡率は0.007%と極めて低い。
リンク Swine flu death rate similar to seasonal flu: expertつまり、H1N1ウィルスは、10万人に1人も殺さないということだ。仮にワクチンが効果的であるとして、例えば10回の内1回が効くとすれば、1人の死亡を防ぐために100万人に接種しなければならないことになる。
そして100万人にワクチンを接種すれば、副作用で数人が悪影響を受けたり死亡することになる。よって差し引きすると、豚インフルエンザ・ワクチンによって死亡率は上昇することになる。
嘘7 ワクチンは「弱毒化された生きたウィルス」で製造されていない。
数ヶ月前に豚インフルエンザ・ワクチンのことが初めて発表されたとき、「弱毒化された生きたウィルス」で製造されているという話だった。他の何よりも、CDCの文書に直接述べられている。
この表現は、明らかにアメリカのニュース購読者を怯えあがらせてしまったようで、以降、あらゆるワクチンの議論から削除されることになった。現在では、ジャーナリストたちは、ワクチンには「弱毒化された生きたウィルス」などというものは含まれていないと言っている。
しかし彼らは間違っている。ワクチンは、「弱毒化された生きたウィルス」で製造されている。実際に。ワクチンの製造というのはそういうものだ。生きたウィルスを取り出し、弱体化(弱毒化)し、人々に注射する。
嘘8 感染を防ぐために、とにかく手を洗え。
一日に百回も手を洗えというのは、豚インフルエンザ・ウィルスの感染を回避できるという前提に全て立脚している。しかし、それは現実的でない。ウィルスは広範に拡散しており、他の経路で感染しなくても、誰でも空気感染する状態になっている。そもそも豚インフルエンザの感染を回避するという発想自体が無意味である。我々が考えないといけないのは、次の段階である。つまり、健全な免疫機能によって、いかに感染を乗り切るかという方法論を考えなければなら ない。
もちろん、病院のような場所では、手を洗うのは良いことだ。最近のニュースによると、多忙のため手を洗わない医師のために、先進国の多くの大病院で、強烈な細菌が蔓延しているという。
嘘9 大人よりも子供が豚インフルエンザに弱い。
これも全くの嘘であるが、ワクチンの販売には効果的だ。今のところ、ワクチンの販売目標は学校の子供たちになっている。
事実は、豚インフルエンザは、子供に対しては極めて軽症である。ハーバード大学のマーク・リプシッチ博士も「子供は一番軽症だ」と言っている。「今回のパンデミックで不幸中の幸いだ」と、ロイターはこの真実を伝える勇気を持っているが、殆どの大手マスコミは今だに子供が一番危険に晒されていると報道 している。
嘘10 ワクチンやタミフルに勝る対処法はない。
これは本来報道すべきことを省略する(報道しない)手法の嘘である。大手マスコミは、ビタミンDや抗ウィルスのハーブ(薬草)など自然にある治療法 で豚インフルエンザに対抗できるという情報を一切流さない。大手マスコミによれば、二つの選択肢があり、その二つだけしかない。ワクチンとタミフルであ る。それだけだ。彼らの仮想現実界には、それ以外の選択肢は存在していない。
この頃、どうして大手マスコミは本当の情報を流すのに怯えているのだろうか? どうして豚インフルエンザの情報が日の目を見ないのであろうか? まさに文字通り日光、そしてビタミンDのことを話さないのだろう? 明らかに巨大医薬品会社が大手マスコミをがっちり握っており、真実の話は編集デスクを通 らないのである。
真実を抹殺し、人々を騙す
大手マスコミで働くということは実に気分の滅入ることに違いない。知人のレポータでさえ耐えられないようだ。真実は滅多に報道されないと、彼らは認める。
過去数年に、私は大手のメディアから何回か仕事を持ちかけられた。私に6桁(数十万ドル)の給料を払い、私を机の後ろに閉じ込めて私が発信する情報をコントロールしようとした。言うまでもなく、私はいつもこうした提案を辞退している。このナチュラルニュース・ドット・コムで伝えているような真実を書 くことができないのであれば、書く意味がない。いろいろな意味で、大手マスコミは企業のマウスピース以上の何ものでもなくなっており、最も広告料を高く 払ってくれる者に身を差し出すだけの売春婦になり下がっている。
実際に最前線で働いているレポーターが悪いのではない。彼らも私が言っていることに殆ど同意している。営利目的の企業精神こそが、人々に真実を伝えるよりも、新聞を売るためのニュースになっている諸悪の根源である。
全米で重要なニュースが毎日抹殺されている。調査不足や文章がまずいからではない。ニュースを方向付けている広告主や企業を裏で操る者たちが困惑するからである。彼らは自分たちの金銭的利益を損なうような話題は拒絶する。
この2009年の豚インフルエンザ・ワクチン歪曲報道は、史上最大のメディア詐欺の一つとなっている。マスコミは、豚インフルエンザによる死亡を減らすことができるビタミンDや自然の免疫増強法についてアメリカ人が興味を持たないように、あらゆる手法で貢献してきた。読者に情報を提供するよりは、人々をバカなままにしておくことが良策であるとマスコミは判断したのだ。そうすることによって、マスコミは唯一の使命を放棄し、本来奉仕すべき読者・視聴者 を裏切ったのである。
(翻訳:為清勝彦
Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)
原文の紹介
原文 http://www.naturalnews.com