ハーパー博士に精神的圧力をかけたのは誰? 子宮頸癌の専門家がHPVワクチンの警告を撤回した!

投稿日: 3/25/2011


マイク・アダムス(ヘルスレンジャー)

By Mike Adams, the Health Ranger

先週、本サイト(NaturalNews)で、ダイアン・ハーパー博士(Dr. DianeHarper、ガーダシルとサーバリックスの両ワクチンを検証した研究者)の意見公表について伝えた。イギリスの『サンデーエクスプレス』紙に、「癌と同じぐらい致死的な注射」という見出しの記事が掲載された。その記事には、子宮頸癌ワクチンは、それが予防すると言われている癌そのものよりも危険かもしれ ないというハーパー博士の言葉が引用されている。

この話が発表されて以来、『サンデーエクスプレス』は、医薬品産業擁護派の「科学的」ジャーナリスト、製薬会社により、厳しい攻撃を受けていた。今ではハーパー博士でさえも、自身の話は全ては捏造だったと主張している。『ガーディアン』の「懐疑論」ブログによると、ハーパー博士は現在ではこう言っているそうだ。「私は、サーバリックスが子宮頸癌ほど致命的だと言ってない。私は、サーバリックスが子宮頸癌より危険もしくは致死的だとは言わなかった。私 は、サーバリックスには問題が多いとは言わなかった。」

本当に?

我々には疑問だ。誰が、ダイアン・ハーパー博士に圧力をかけたのか? 彼女もまた、多くの医薬研究者と同様に、脅迫されて意見を変えたのだろうか?

この疑問の答を探すため、我々は時間逆行装置に乗って旅をし、いくつか情報を収集してきた。CBSニュース、USニュース&ワールド・レポート、その他いくつかの報道機関でダイアン・ハーパー博士の発言を取り上げたものを探したのだ。

そうすれば、ダイアン・ハーパー博士がガーダシルとHPVワクチンについて本当に言ったことを確認できる。その重要部分を紹介する。(日付と引用元は下部にまとめて記載)

「このワクチンが何百万本も投与されたときに何が起きるか、我々には分かっていない。このワクチンを必ず接種しなければいけないと言って導入するの は、壮大な国民的実験に参加を強制されるのと同じだ。もっと多くのデータが得られるまで、そんなことはできない。」ダイアン・ハーパー博士

「11才の子供に予防接種をしても、予防効果が続かないならば、(略)軽微だがリアルな副作用の害を与えるだけになる。何の利益もない。(略)公衆衛生上の利益は何もなく、子宮頸癌の減少もない。」ダイアン・ハーパー博士

「私は、ガーダシルが、ALS(筋萎縮性側索硬化症、ルー・ゲーリック病)を誘発する促進剤になる可能性が強いと思っている。すでに発症しやすくなった体質の子供に、最後の一撃(ラクダの背中にワラ一本)になったのではなかろうか。医者が保護者に100%安全だと告げるなら、それは間違っていると 思う。」ダイアン・ハーパー博士

「医者も女性も、(ワクチンについて)間違った安心感にひたってはいけない」ダイアン・ハーパー博士

「11~12才の女子に予防接種を義務づけるのは馬鹿げている。安全上問題がないと確認するだけの副作用の情報が十分に集まっていない。このワクチンの有効性は、幼い女子では試験されてはいない。11歳の女子は子宮頸癌にならない。子宮頸癌になるかどうか25年間もわからない。これを今、義務化する のは、単にメルクの利益のため、実にメルクの利益しかない。」-ダイアン・ハーパー博士

「ハーパー博士は、こうした形でワクチンが提供されれば、実際には米国の子宮頸癌の発生率を増やす結果になるのではないかと懸念している」ミシェル・ケイガンによる健康科学研究所のダイアン・ハーパー博士へのインタビュー。

引用の全文(とリンク)を以下に掲載する。引用符で括った言葉は直接ダイアン・ハーパー博士が発言したものだ。

ダイアン・ハーパー博士の言葉を引用している記事(リンク)



(大手製薬会社が報道機関を脅迫して記事を削除する前に、急いでウェブ・ページを保存するんだ!まじめな話。相当な人が保存している。)

NEWSINFERNO:
ガーダシル研究者が、HPVワクチンの義務付けを批判



http://www.newsinferno.com/archives...

HPVの研究に20年間携わってきたハーパー博士は、幼い女子への予防接種義務付けを推奨する動きが「ブレーキなしで、あまりに急速に進んでいる」とフロリダ州のWFORテレビに語った。ハーパー博士は、ガーダシルの市販後調査が十分でなく、少女たちに著しく危険な副作用が無いとは確かめられてないと述べている。「このワクチンが何百万本も投与されたときに何が起きるか、我々には分かっていない。このワクチンを必ず接種しなければいけないと言って導 入するのは、壮大な国民的実験に参加を強制されるのと同じだ。もっと多くのデータが得られるまで、そんなことはできない。」と、ハーパー博士は語る。

-CBSニュース:ガーダシル研究者が堂々と意見表明



http://www.cbsnews.com/stories/2009...

〔訳註:豚インフルエンザの誇大報道を警告したCBSのシャリル・アトキソンのレポートだ。「CBSの超人気キャスターが豚インフル誇大報道を暴露」を参照されたい〕

HPVワクチン・ガーダシルの安全性について疑問が提起されている中で、メルク社の薬を研究してきた専門家の一人が、その危険性、効果、攻撃的な販売促進について、堂々と意見を述べている。

ダイアン・ハーパー博士は、子宮頸癌予防のワクチンを接種する前に、少女たちと保護者は、もっと完全な情報で警告を受けるべきだと言う。ハーパー博士は、ガーダシルの認可を得るためにフェーズIIとフェーズIIIの安全性・有効性の調査を、設計・実施する作業に参加し、関連する多くの著書と学術論文を執筆している。彼女は、メルクに雇われて、講演やコンサルタントをしてきた。研究者が、自ら認可手続に参加していながら、公然と薬やワクチンを批判することは非常に珍しいことだ。

ハーパー博士は、ワクチンの危険性とメリットのバランスについて疑問を抱く、数々の消費者・監視団体、安全なワクチンを求める団体、保護者たちと接触してきた。彼女によると、入手可能なガーダシルのデータでは、ガーダシルの効果が5年持続することが示されているが、5年を超えて効果があることを示す データはないという。

「11才の子供に予防接種をしても、予防効果が続かないならば、(略)軽微だがリアルな副作用の害を与えるだけになる。何の利益もない。(略)公衆衛生上の利益は何もなく、子宮頸癌の減少もない。」と、ハーパー博士は言う。

また、彼女は、ガーダシルの使用後に深刻な副作用が報告されており、予防すると言われている子宮頸癌よりも、ワクチンの方が危険なことを示すのに十分だとも述べている。子宮頸癌は、パップ検査で初期に発見されれば、通常は完全に治療可能な癌である。

― USニュース&ワールド・レポート:
ガーダシルは十代後半の方が効果的?



http://health.usnews.com/blogs/on-w...

それから、ハーパーは私に語ったのだが、ワクチンの有効性は、16歳未満の女子ではまったく試験されてなく、プレティーン〔訳註:小学校高学年ぐらい〕の子供に効果があるのかよく分からないということだった。

「私は、ガーダシルが、ALS(筋萎縮性側索硬化症、ルー・ゲーリック病)を誘発する促進剤になる可能性が強いと思っている」とハーパーは言う。「すでに発症しやすくなった体質の子供に、最後の一撃(ラクダの背中にワラ一本)になったのではなかろうか」

「医者が保護者に100%安全だと告げるなら、それは間違っていると思う」。また、メルクはガーダシルを幼い女子に義務化するよう州の議員に圧力を かけて法制化を図るなど、あまりにも熱心にプレティーンの少女に義務付けようとしている印象を持ったと、公的な場で発言している。

2007年5月-メディカル・ニュース・トゥデイ:
既にHPV感染済の女性に対するHPVワクチン・ガーダシルの効果は予想より低かったとの調査結果



http://www.medicalnewstoday.com/art...

ワクチンによって「医者も女性も、間違った安心感にひたってはいけない」

「私は、これが子宮頸癌を撲滅する武器になるとは思っていない」と、ハーパーは言った。(2007年5月10日のロサンゼルスタイムズより引用)

-ヒューマン・リサーチ・プロテクション同盟:
HPVワクチン研究者が、義務化による販売促進を非難



http://www.ahrp.org/cms/content/vie...

ダイアン・M・ハーパー博士(ヒトパピローマ・ウイルス・ワクチン開発の指導者的研究者)は、11才の女子に投与することは「壮大な公衆衛生実験である」と言っている。

「11~12才の女子に予防接種を義務つけるのは馬鹿げている。安全上問題がないことを確認するだけの副作用の情報が十分に集まっていない」

彼女の試験は、すべて15~25歳の被験者で実施された。「このワクチンの有効性は、幼い女子では試験されてはいない。11歳の女子は子宮頸癌にならない。子宮頸癌になるかどうか25年間もわからない」

ハーパー博士によると、メルクは、ガーダシルの認可に当たり、子供たちに対する有効性に関してデータベースをまとめるよう求められていた。だが、メルクは、その代わりに、「所要のことを知るために、必ずしも標本的に代表しているとはいえない、また、標本数的にも十分でない可能性のある」四つの研究を まとめた。

また彼女は、現時点で少女に予防接種しても、将来まで予防することにはならないと言っている。「これを今、義務化するのは、単にメルクの利益のため、実にメルクの利益しかない。」と、彼女は言った。

彼女は何ヶ月も、自分の話を聞くように、大手テレビ局や印刷媒体に説得にあたり、このワクチンの有用性と効果について事実を伝えようとしたという。「だが、誰も報道しようとしない」と彼女は言った。

― 健康科学協会:
ガーダシル・ワクチンは実は子宮頸癌罹患率を上昇させる?



http://hsibaltimore.com/2008/08/27/...

ハーパー博士は、たとえワクチンを信じるとしても、少女に強制されるべきでないと考えている。また、このワクチンに関する人々の認識をめぐり、いくつか懸念していることを語ってくれた。その中には、こうした形でワクチンが提供されれば、実際には米国の子宮頸癌の発生率を増やす結果になるのではないか と懸念しているという衝撃的な内容もあった。

ハーパー博士は確かにワクチンは効果がないと言った!



以上の全てから明らかなように、『サンデー・エクスプレス』の記事は、ダイアン・ハーパー博士が過去数年に公に発言した内容と一貫している。

・彼女は、実際のところ、子宮頸癌の発生率の改善に(特に短期的には)何ら効果はないだろうと述べ、ワクチンの効果がないかもしれないと懸念を表明している。

・彼女は、ワクチンの販売形態からして、女性の子宮頸癌を増加させる結果になるのではないかと懸念している。

・彼女は、何度も繰り返し、ワクシンは「実験」のようなものだと言っている。さらに、ワクチン・メーカーの利潤追求を動機として指摘してさえいる。

・彼女は、ワクチンがALSという重篤な神経障害を「誘発」するかもしれないと述べている。

・彼女は、ワクチンが公衆衛生に「何の利益もない」と述べ、逆に人々の害になる危険が現実にあることを指摘している。

これで明確になったはずだが、『サンデー・エクスプレス』がハーパー博士の言葉として引用した記述は、多くの出版物で発表されているハーパー博士のインタビューでの見解と完全に一致している。

これだけ証拠があれば、『サンデー・エクスプレス』が記事を捏造したということは、極めて考えにくいようだ。仮に同紙が手を加えていたとしても、ハーパー博士が過去にワクチンの安全に関して発言したことと、100%一貫性を保った形で、慎重に手を加えたはずである。それは、虚報というのとは、ちょっと違うよね?真実であるものを表現し直すことは、完全な嘘を工作するのとは、全く異なる。

以上の全てより、ハーパー博士は、メルクの病気商売のナンセンスを真に受けない、良識ある研究者であることは明白である。だが、まだ疑問は残る。誰が、彼女に圧力をかけたのか?

ワクチンの研究者は、なぜ真実を語るのを怖がるか?



最後に子宮頸癌ワクチンに対する懸念を公言して間もなく、ハーパー博士のところに製薬会社の弁護士など様々な「脅迫人」がやってきて、『サンデー・エクスプレス』のインタビューを撤回し、二度とそのような発言をしないように圧力をかけた可能性が高い。

医薬品産業から排斥されること(虚偽に加担しない研究者には、よくあることだ)は、ハーパー博士にとって、とても恐ろしい事態だったろう。

なぜハーパー博士は、彼女の仕事と身の安全を心配したのか?

思い出してほしい。メルクは、彼らが「解毒」したいと思っている医者の「処分予定リスト」を作成した会社である。http://www.naturalnews.com/027116_M...)メルク内部の従業員からの電子メールで暴露された内容では、「彼らを探し出し、住んでいる場所に行き、たたきのめす必要があるかもしれない」と言ったそうだ。これは、フィクションではない。もし信じられないならば、上のリンクで記事を読んでほしい。

この件の法廷証言によると、メルクは、少なくとも8人の臨床研究者を脅迫している。

ハーパー博士は、臨床研究者である。発言を撤回するように脅すのは簡単だったろう。ハーパー博士のインタビューを受け入れようとしないニュース記事で、こんな現実が言及されることはない。

思い出してほしい。メルクは、巨額の米国の税金を逃れるために、オフショアの銀行口座を設けていることも発見されている。http://www.naturalnews.com/021645_M...)メルクが医者と科学者を脅迫し、法律を犯した歴史は、文書として記録されている。

で、メルクは、ダイアン・ハーパー博士に圧力をかけ、『サンデー・エクスプレス』のインタビューを撤回させたのか? それは証明できないが、実際に起きたことの説明としては、これが一番ありがちだ。

ハーパー博士を非難することなんてできない。脅迫やプロの殺し屋に対抗して、いったい彼女に何ができるというのだ? ハーパー博士が問題なのではない。問題は、製薬会社が犯罪組織のように運営されていることだ。ごく日常的に凶悪行為に携わり、連邦の法律を犯し、科学者を脅迫し、ワクチンの安全性・有 効性について国民を騙している。

前からそうだ。

そして、ハーパー博士の発言否認に飛びついた『ガーディアン』のブロガーに告ぐ、お前は弄ばれたのだ!

ハーパー博士は、その件ではインタビューを撤回したかもしれない。だが、彼女が『サンデー・エクスプレス』で言ったことは、以前に発言した内容と100%一致している。そして、その内容は真実なのだ。

子宮頸癌ワクチンは、それが予防すると言われている癌そのものより危険である。

私には、メルクがハーパー博士を脅迫したことは証明できないが、公開された法廷文書に基づけば、メルクはそうした種類のことを明らかにやってきている。また、私には、ハーパー博士が自身の主張を変えたかどうか証明できないが、たとえ変えたとしても彼女を責めるわけにはいかない。特に仕事を失う恐れが あれば、非難できないだろう。

私には、『サンデー・エクスプレス』が本当にハーパー博士にインタビューを改竄したかどうか証明することはできない。もしも、そうならば、次の質問もしなければならない。ABCニュース、USニュース&ワールド・レポート、ヒューマンリサーチプロテクション同盟、その他諸々も、ハーパー博士の発言を改竄したのだろうか?極めて長期的かつ広範な出版物・記事にわたって故意にハーパー博士の発言を誤って引用しようとする壮大なマスコミの共同謀議があった というのか?

そんなバカな。たぶん、ハーパー博士は、真実を語っただけだろう。

どう?

(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo

原文の紹介・関連情報



原文 Who got to Dr. Diane Harper? Cervical cancer researcher retracts story warning about HPV vaccines (opinion)

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